答えの出ない質問 7
生徒からよく質問されるものの、なかなか答えが見つからない疑問について取り上げるブログ記事を書くのは、ずいぶん久しぶりになりました。今回紹介するのは、年齢やレベルを問わず、実際に生徒から受けた質問ばかりです。
ぜひ、私の回答を最後まで読んでみてください。自分でも気づいていなかった悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません。

アドリブやフレーズのアイデアを生み出すには、どうすればいいですか?
何年も前、まだ幼かった頃、長い間会っていなかった親戚と食事をする機会がありました。目の前にはとても大きなお皿いっぱいの料理があり、私は思わず「いったいどこから手をつければいいんだろう?」と言いました。すると、その親戚はひと言、「始めるなら、最初から始めるのが一番だよ」と答えたのです。
この言葉は私の心に強く残り、今でもふと思い出すことがあります。そして、この考え方はギター演奏、特にアドリブにも当てはまります。
アドリブを調整し、上達させ、改善点を見つけるための方法は数え切れないほどあります。しかし、その前にまず、取り組むための何かを生み出す必要があります。そもそも、何もないところから問題を修正することはできません!
「始めるなら、最初から始めるのが一番だよ」
まずは何か弾いてみましょう。何でも構いませんが、少なくともキーだけは正しく合わせるようにしましょう! そうすれば、そこから改善していくことができます。大きなオークの木を育てるには、まずドングリを地面に植えなければならないのです!
その後で、フレージング、呼吸のような間の取り方、モチーフ、リズムの発展などについて考えていけばいいのです。
フレーズを作るうえで、私が最も伝えたいことは、すべての要素が自然につながるようにすることです。会話の中の言葉や文章と同じように、目には見えない一本の糸で結ばれているかのように、すべてがうまくかみ合っていなければなりません。
ストロークすると、なぜ変な音になるのですか?
まずは、ストロークのどこを「変だ」と感じているのかによります。原因はいくつも考えられます。ここでは、最も重要なものを取り上げる前に、いくつかの可能性を見ていきましょう。
- ピック: とても薄いピックで弾くのが好きな人もいますし、それ自体はまったく問題ありません。ただし、薄いピックの場合、弦の上を動くときに、パチパチとしたプラスチックのような音が出ることがあります。これを好む人もいれば、そうでない人もいます。また以前、ウクレレ奏者によく使われるフェルト製のピックでストロークしていた生徒がいました。その生徒が気にしていた「変な音」の原因は、ピックの素材によって音がこもってしまうことでした。
- コード: 当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、コードを正しく押さえられているか確認しないまま、勢いよくストロークを始めてしまう生徒もいます。
- タイミング: 特定のストロークパターンを弾く際、16分音符のような速い音が含まれていると、それを意識するあまり、実際にその部分に到達する前からテンポが遅くなってしまうことがあります。初心者にはよくあることです。
ここまでいくつかの原因を挙げましたが、ストロークが不自然に聞こえる最も一般的な理由は、動きの流れが途切れてしまうことです。
これがシンプルな答えです。だからこそ、私が初めて生徒にストロークを教えるときは、腕の動きを止めず、流れを維持することをとても強く意識してもらいます。
たとえ弦にピックが当たらない動きであっても、腕は動かし続けなければなりません。
ギターが上達していない気がします。なぜでしょうか?
人生で何かに取り組むとき、そして人生そのものを経験していくなかでも、調子の良い時期と悪い時期があります。大きく成長を感じられる瞬間もあれば、思うようにいかない時期もあります。さらに、まったく前に進んでいないように感じる停滞期も、何度となく訪れます。
まずは、そうした波があることを受け入れてみてください。そうすれば、ギターを弾くことが今まで以上に充実したものになるはずです。そして、自分は自分自身の道を歩んでいるのであって、誰かほかの人の道を歩んでいるわけではないと気づけば、もっと気持ちが楽になるでしょう。
一方で、問題の原因が目の前にあることもあります。先生に指摘されて初めて気づくこともあるかもしれませんが、答えは……ちゃんと練習しましたか?
最近、いくつかの曲に取り組んでいた生徒がいました。そのうちの1曲は、それほど難しいわけではないものの、とても速い曲でした。
次のレッスンまでの1週間、その生徒はまったく上達していないのではないかと心配していました。しかし、実際に練習していたのは、別の曲の特定の部分だけ。しかも、それを練習したのはたったの1回だったのです。
この状況で何が問題なのか、わざわざ天才でなくてもわかりますよね!
大切なのは、定期的に練習するだけでなく、効果的に練習することです。
この曲のギターパートを教えてもらえますか?
答えが「もちろん! 喜んで!」となることもあります。生徒が前向きな姿勢で取り組んでくれるなら、できることはたくさんあります。
とはいえ、パート自体が難しすぎる場合もありますし、生徒が取り組みやすいように、私が簡略化したパートを書かなければならないこともあります。私にとって、これもギター講師としてごく普通の仕事の一部です!
本当の意味で難しいのは、そもそもギターがまったく使われていない曲を練習したいと生徒からリクエストされたときです。
こうした場合は、生徒の創造力を伸ばす絶好の機会になります。どんなアプローチならうまくいくのか、逆にどんなものは合わないのか、自分で考えてもらうのです。
もちろん、ギターを加えるのが本当に難しい曲もあります。しかし、それはごくまれなことです。どんな曲にも、何かしら付け加えられるものがあるはずです!

最後に
私たちがどうしても答えを知りたいと思っている疑問でも、実は答えがあまりにも明白なことがあります。ただ、その事実に気づくには、誰かにひと言言ってもらう必要があるのです。
たとえ自分でも答えがわかっていて、ただ確認したいだけだったとしても、ぜひ先生に質問してみてください。たまたまどこかで答えが見つかることを期待して、疑問を抱えたままにしないようにしましょう。
ぜひ聴いてほしい、おすすめの曲です!
Steven Wilson – Home Invasion/Regret #9

