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ストリング・ベンディングのテクニック

もしギターを少し弾いているなら、お気に入りの曲の中でベンドを耳にしたことがあるでしょう。音が「上に伸びる」ように曲がる瞬間です。ブルース、ロック、カントリーなど、どんなジャンルでもベンドは最も表現力豊かなテクニックのひとつ。ギターを歌わせたり、泣かせたり、叫ばせたりでき、ソロやリフにたっぷりの感情を込められます。

でも、価値のあるものと同じく、ベンドには練習が必要です。もしベンドを試したときに、滑らかでコントロールされた音程の上昇ではなく、グラグラした音になってしまったことがあるなら心配いりません。少しの忍耐と正しいテクニックで、すぐにプロのようにベンドできるようになります。このガイドでは、ベンドの技術を改善し、音をよりクリーンでコントロールされ、感情豊かにする方法を紹介します。


なぜベンドが重要なのか

まずは「なぜ」から始めましょう。ベンドの何がそんなに大事なのでしょうか?

ひとつには、ベンドはギターの技術の中で人の声に最も近いものだからです。ギターの「歌い方」と言えるでしょう。単にピッキングやストロークするだけでは得られない感情や表現を加えることができます。ブルース、ロック、カントリーなどではベンドは至る所で使われています。ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアやB.B.キングはベンドの達人で、ソロを泣かせたり飛翔させたりしています。

また、ベンドはソロに独自のサウンドを与えます。ギタリストごとにベンドの仕方は異なり、速く鋭いベンドが好きな人もいれば、ゆっくりじっくり持ち上げる人もいます。ベンドは自分だけのスタイルを作る助けとなります。そしてクールさだけでなく、ベンドにはコントロールと正確さが求められます。正確に音程が合ったベンドは、演奏を洗練されプロフェッショナルに聞かせてくれるのです。


基本的なベンドの技術

ベンドはシンプルに聞こえますが、上手にやるには繊細さが必要です。まずは基礎から始めましょう。

複数の指を使う

ベンドするとき、多くのプレイヤーは薬指を使います。でも薬指ひとつに任せず、中指や人差し指で支えましょう。これで余分な力とコントロールが得られ、音程がぶれにくくなります。

ネックの上に親指を回す

バレーコードのように親指を裏に置くのではなく、ネックの上に回すと支えが増します。大きなベンド(全音やダブルベンド)をするときに特に有効です。ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンもよく使ったテクニックです。

指ではなく手首を使う

ベンドは指で押すのではなく、手首をひねるようにして行います。ドアノブを回すような動きで、スムーズに力を加えるのがコツです。

音程を狙う

ベンドはただ引っ張るのではなく、狙った音程に持ち上げる必要があります。例えば全音上げるなら、必ずその高さになるまで上げましょう。


よく使うベンドの種類

Guitar Tab Symbols Explained! - Guitar Tricks Blog

  • 全音ベンド:2フレット分上げる。ブルースやロックでよく使われる。

  • 半音ベンド:1フレット分上げる。控えめだが緊張感を出せる。

  • プリベンド:音を鳴らす前にベンドしておき、弾いたあと元に戻す。劇的で感情的。

  • ベンド&リリース:ベンドしたあと元に戻す。流れるような効果。

  • ダブルベンド:2本の弦を同時にベンドする。力が要るが迫力が出る。


音程を正確にする練習

  • 耳を鍛える:基準の音を弾き、それに合わせてベンドする。

  • チューナーを使う:正確に上がっているか確認する。

  • ターゲットノートを決める:スケールやコードの音に合わせて狙う。


コントロールと強さを鍛える

  • 指を強化する:練習で自然と力がつく。補助的にハンドグリップなども有効。

  • ゆっくりベンドする練習:音程が上がる過程を丁寧に聞きながら行う。

  • ベンド後にビブラートを加える:感情表現がさらに豊かになる。

  • 適度な力を探す:強すぎても弱すぎてもダメ。


よくある間違い

  • 音程が不安定 → ゆっくり練習、チューナーを使う。

  • 弦が指から滑る → 指先で弦をつかむ。

  • 力みすぎ → リラックスして手首の動きを使う。


ソロやリフへの応用

ベンドを取り入れるとメロディーが歌うようになり、ソロに感情や緊張感を与えられます。有名な例としては、デヴィッド・ギルモアの「Comfortably Numb」やジミー・ペイジの「Stairway to Heaven」のソロがあります。


まとめ

ベンドは初心者と上級者を分ける技術のひとつです。力、コントロール、耳の訓練が必要ですが、習得すれば演奏の表現力が格段に上がります。日々の練習と忍耐で、ベンドはより滑らかで正確になり、感情にあふれた音になります。ギターを手に取ってベンドの練習を始め、自分の演奏を歌わせましょう!

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