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ソロは原曲どおりに覚えるべき?

小編成のリアレンジ・バンドから、オリジナル曲でツアーを行うバンド、さらには大規模な企業系ファンクションバンドまで、さまざまな編成で演奏してきた経験から、楽曲のオリジナル・ソロをきちんとコピーすべきかどうかについてお話しできる立場にあると思います。

この記事では、その賛否両論を取り上げ、最終的にあなた自身が正しい選択をできるようにすることを目的としています。なお、ここでは「適切なサウンドを出せる機材」と「ソロを弾けるだけの技術」がすでにあるという前提で話を進めます。かつて Devin Townsend は「頭に浮かんだアイデアを形にできるだけの実力があればいい」と語っています。これは作曲に関する名言ですが、カバー曲の習得にも当てはまります。特定のソロを弾きたいのに技術的な問題で弾けないなら、それは取り組むべき課題が明確になったということです。

 

はい ― ソロは覚えるべき

絶対に、間違いなく、原曲どおりに覚えるべきソロというものは存在します。
それは楽曲の一部としてだけでなく、ソロそのものが“象徴的存在”になっているものです。ギターを弾かない人でさえ口ずさめるようなソロですね。

例えば次のような楽曲です。

  • ‘Sweet Child O’ Mine’ – Guns N’ Roses

  • ‘Livin’ on a Prayer’ – Bon Jovi

  • ‘Eruption’ – Van Halen

  • ‘Comfortably Numb’ – Pink Floyd

  • ‘Tornado of Souls’ – Megadeth

これらは、レコードにほぼ忠実に弾けないのであれば、ライブで演奏すべきではないと言ってもいいほどです。ほぼ確実に誰かが気づきます。

また、Anarchy in the UK(Sex Pistols)や、I See Red(Everybody Loves an Outlaw)のように、ソロ自体が非常にシンプルな曲もあります。こういった場合、覚えないのは単なる怠慢です。

バンドのオーディションでも同様です。オリジナルでもカバーでも、既存メンバーがセットに慣れている場合、ソロは“あるべき形”で弾かれることを期待されます。たとえば Pete Thorn が The Classic Rock Show で毎晩アドリブばかりしていたらどう思われるでしょうか?

 

いいえ ― 必ずしも覚える必要はない

もともとギターソロがない曲にソロを加えるのは、センス良く行えば効果的な場合があります。この場合はコピーではなく「作曲」に近い行為です。

たとえば Megadeth のように、歴代ギタリストが多いバンドでは、ソロは楽曲の重要な要素でありつつも、微妙な違いは熱心なファンにしか分からないこともあります。

また Deep Purple の Simon McBride は、Ritchie Blackmore や Steve Morse の有名なソロに自分なりの解釈を加えることもあります。ただし、Smoke on the Water や Highway Star といった代表曲はほぼ原曲どおりに演奏されます。

ブルースやロックでは、ライブでソロが即興になることも多いです。

  • ‘The Thrill Is Gone’ – B.B. King

  • ‘High Voltage’ – AC/DC

  • ‘Crossroads’ – Cream

  • ‘Night Rhythms’ – Lee Ritenour

これらは毎回まったく同じではありませんが、曲の雰囲気にはしっかり合っています。

さらに Rush のギタリスト Alex Lifeson は、スタジオで6〜7本の即興ソロを録音し、その中からベストを選ぶと語っています。瞬間的な“魔法”を残す方法ですね。

 

もしかしたら

元々ソロのない曲に自分でソロを加えるのは、カバーというよりアレンジになります。

また、原曲のソロに少し付け足すのも一つの方法です。原曲への敬意を保ちながら、個性を出すことは可能です。

良い例が Hotel California。Phil X(Phil X & The Drills)はアルペジオ部分を、よりエネルギッシュなストリング・スキッピングに置き換えていますが、コード進行自体は守っています。

 

まとめ

さまざまな状況でソロを学ぶ経験を積めば、自分で判断できるようになります。私はまず、ソロを覚える前に“歌えるかどうか”を試します。

どの選択をするにせよ、言い訳をしないこと。「原曲のソロが良くないから覚えなかった」というのは怠慢に聞こえます。カバーバンドを見ると、こうした細部で質の差がはっきり出ます。動画用カバーでも同様です(録音ではパートを分けられる利点はありますが)。

レッスンでは、段階的な学習のために簡略化したソロを用意することもあります。これは“演奏”ではなく“学習”の世界です。ぜひギター講師と話し合い、どのソロを忠実にコピーしてきたか聞いてみてください。

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