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最初のギターの選び方:初心者ガイド

初めてギターを選ぶというのは、特別なワクワク感があります。ただ楽器を買うだけではなく、新しい道を歩み始めることなのです。その道は、練習と忍耐を積み重ねることで、音楽を創造し、自分を新しい形で表現するという喜びへとつながっていきます。学ぶべきことはたくさんありますが、最初に決めなければならないのは、「どのタイプのギターを買うか」です。さっそく、どのような種類のギターがあり、自分に合うのはどれかを見てみましょう。

a nylon string guitar classical beginner

1. アコースティックかエレキか:どの道を選ぶ?

ギターの旅を始めるにあたって、最初に直面するのが「アコースティックギター」と「エレキギター」の選択です。アコースティックギターが初心者に最適だとよく言われますが、必ずしもそうとは限りません。それぞれのメリット・デメリットを見て、購入の判断材料にしましょう。


アコースティックギター

a steel string acoustic guitar

これはスチール弦の「アコースティックギター」で、初心者にも人気のあるタイプです。

アコースティックギターは、そのシンプルさから初心者に人気があります。特別な機材が必要ないと思われがちですが、実際にはカポタスト、ピック、そしてサウンドホール用のミュートなどを購入するのが一般的です。ギターの空洞のボディから自然に音が出るため、温かく響きのある音色が楽しめます。ただし、音量が大きいため、アパートや人のいる場所での練習には向かないかもしれません。初心者のうちは人に聞かれるのが恥ずかしいと感じる人もいます。

また、アコースティックギターはサイズが大きく、ネックも太めなので、初心者には少し難しく感じることがあります。弦もスチール製で太いため、最初は押さえるのが少し大変です。アコースティックギターには大きく分けて2種類あります。「ナイロン弦のクラシックギター」と「スチール弦のアコースティックギター」です。クラシックギターはピックを使わずに演奏するのが一般的で、弦も柔らかくネックは幅広です。スチール弦のアコースティックギターはピックでストロークすることが多いですが、指弾きでも演奏できます。


エレキギター

a les paul electric guitar

これはソリッドボディのエレキギターです。有名なモデルには Gibson Les Paul(上記画像)、Fender StratocasterTelecaster などがあります。

一方、エレキギターは異なるタイプの柔軟性を提供してくれます。電子的なアンプを通して音が出るため、さまざまな音色やエフェクトを楽しめます。サイズはコンパクトでネックも細いですが、ソリッドウッドで作られているため重量はあります。音を出すにはアンプやケーブルが必要になるため、追加の費用がかかります。ただし、ヘッドフォンを使えばアコースティックよりも静かに練習することも可能です。

自分の音楽的な好みによっても選び方は変わってきます。ロック、ブルース、ジャズなどが好きなら、エレキギターの方が合っているかもしれません。自分が学びたい音楽スタイルに合った楽器を選びましょう。


ベースギター

a 4 string electric bass

ベースギターはバンドや音楽アンサンブルに欠かせない存在で、リズムセクションの要です。一般的な6弦ギターとは異なり、ベースギターは通常4弦で、5弦や6弦モデルもあります。主な役割は、曲に低音の土台とグルーヴを提供し、リズムとハーモニーを支えることです。見た目や演奏方法は通常のギターと似ていますが、音と役割はまったく別物です。

初心者としてベースギターを学ぶには、基本的な運指、リズムの演奏、タイミング感とグルーヴ感を養うことが求められます。しっかり練習を積めば、ベースギターをマスターすることは非常に充実した体験となり、さまざまなジャンルで活躍するチャンスが広がります。


2. 初めてのギターを選ぶときに考えるべきこと

アコースティックかエレキかという大きな選択以外にも、考慮すべき点はいくつかあります:

1. サイズと重さ:

練習中の快適さはとても大事です。バランスがよくて持ちやすいギターを選べば、学習の効率も上がります。体格が小さい人や若いプレイヤーには、軽量モデルがおすすめです。

2. ネックの特徴:

ネックの形状は、フレットボード上での指の動きやすさに大きく関わります。細くて短いネックは、指を大きく広げる必要が少なく、コードや音の移動がスムーズにできます。手が小さい人や、軽快なプレイスタイルが好きな人に向いています。

3. 予算:

アコースティックギターは一般的に安価ですが、エレキギターにはアンプやケーブルなどの追加費用がかかります。ただし、安い=質が悪いとは限りません。おもちゃのようなギターでなければ、手頃な価格のモデルでも十分な音質と弾きやすさが得られます。

自分の好みや音楽的な目標と照らし合わせて、慎重に選べば、最初のギターはただの楽器ではなく、音楽の旅を共に歩む心強いパートナーになります。


3. 初心者におすすめのギターモデル

市場には無数のギターがありますが、初心者に向いているモデルもいくつかあります。

アコースティックギターでは、Yamaha FG800 Fender CD-60S などがコストパフォーマンスに優れ、音質と弾きやすさのバランスがとれています。中古ギターも多く出回っていますが、プロのセッティングが必要な場合もあります。多少費用はかかりますが、弾きやすさを確保するためにはその価値があります。初心者にはライトゲージ(細め)の弦を張ると良いかもしれません。

エレキギターなら、Squier Bullet Stratocaster Epiphone Les Paul Special II がおすすめです。エレキギターには形や色の種類がとても多いので、自分が見て「かっこいい!」と思えるものを選ぶのがモチベーションにつながります。

ベースギターに興味がある人は、Ibanez GSR200 Squier Affinity Jazz Bass をチェックしてみましょう。ベースギターは通常のエレキギターとは異なる楽器で、演奏方法、サイズ、音域すべてが違います。特にリズムを重視し、バンドの中で土台を支える役割を楽しめる人にはおすすめです。


ギタースキルは他のギターにも活かせる

最初のギターを選ぶことは音楽の旅の中で大きな節目となります。最終的にはアコースティックもエレキも両方試すかもしれません。「正しいギター」とは、単なるスペックの話ではなく、自分が自然に弾けて、インスピレーションを感じられる楽器です。いろいろなモデルを試してみて、自分の手にしっくりくる、弾くのが楽しいと思えるギターを見つけてください。

焦らず、自分のペースで、そして何より「楽しむ」ことを大切に。

ハッピーストラミング!

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