パワーコードで学ぶ簡単ギターソング5選
ギターを始めたばかりの頃は、練習がまるで山登りのように感じるものです。ですが、すべてのロックスター志望者にとっての秘密兵器があります——それが「パワーコード」です。たった2音で構成されるこのコードは、数えきれないほどのロックアンセムを支えてきました。簡単に覚えられて、弾いていて楽しい!この記事では、パワーコードの練習にぴったりな5つの代表的な曲を紹介します。ギターを手に取り、歪みを効かせ、心の中のロックの神を解き放ちましょう!
1. 「When I Come Around」 by Green Day

この曲の魅力:
Green Dayの「When I Come Around」は、まさにパワーコードへのオマージュといえる曲です。肩の力が抜けた雰囲気と中毒性のあるリフが特徴で、初心者ギタリストにとって夢のような一曲です。「頑張らなくてもクール」な曲を探しているなら、これがその答えです。
使うコード:
G5、D5、E5、C5の4つのコードを中心に構成されており、どれも押さえやすく、スムーズに移行できます。テンポも速すぎないので、焦らず練習できます。
プロからのヒント:
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弾いていない弦をミュートすることを意識しましょう。これでコードがクリアでパンチのある音になります。
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コードチェンジの練習はゆっくりから始め、途切れずに切り替えられるようにします。弦を切らないように注意!
2. 「Blitzkrieg Bop」 by The Ramones

この曲の魅力:
「Hey! Ho! Let’s go!」という掛け声でおなじみのパンクロックの名曲。シンプルさこそがこの曲の最大の武器です。エネルギッシュで繰り返しが多いため、右手のリズム練習には最適です。
使うコード:
A5、D5、E5の3つを使用。シンプルな進行がループし続けるので、ジャムセッションにもぴったり。弾いているうちに、自分がガレージバンドの一員になったような気分になります。
プロからのヒント:
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一貫したダウンストロークを意識して、パンク特有の勢いを出しましょう。
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メトロノームを使ってテンポをキープ。Ramonesの曲は一見カオスでも、実は非常にタイトです。
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6弦ルート(A5)から5弦ルート(D5)への移動に慣れることがポイント。この動きが初心者には難関です。
3. 「I Love Rock N Roll」 by Joan Jett & the Blackhearts

この曲の魅力:
タイトルの通り、ロックへの愛を全力で叫ぶような曲。テンポはゆっくりで、パワーコードを力強く押さえる練習に最適です。
使うコード:
E5、A5、B5の3つ。シンプルながらも、ロックの本質を感じられる進行です。
プロからのヒント:
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ストロークの間にコードをミュートして、サウンドを短くパンチのあるものにしましょう。
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ストロークを均等に保つこと。これが曲全体のグルーヴを支える鍵です。
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音量を上げて弾くと、さらに迫力アップ(近所迷惑には注意!)。
4. 「Iron Man」 by Black Sabbath

この曲の魅力:
ヘヴィで不気味な雰囲気を持つこの曲は、すべてのギタリストが一度は弾きたくなるクラシック。スローテンポで、重厚感のあるリフが特徴です。
使うコード:
B5、D5、E5を中心に、スライドを加えた構成。テンポがゆっくりなので、正確さを意識しながら練習できます。
プロからのヒント:
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ピッキングは力強く。遠慮せずに思い切り弾きましょう。トニー・アイオミになりきって!
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音を少しだけチョーキング(軽く押し上げる)すると、Sabbathらしいグリティな響きが出ます。
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スライドの際は指を離さずに圧を保ちましょう。離してしまうと流れが途切れます。
5. 「Beverly Hills」 by Weezer

この曲の魅力:
Weezerの「Beverly Hills」は、パワーコードが持つ軽快さと楽しさを感じられる一曲。ロックだけでなくポップな雰囲気もあり、気軽に楽しめます。パーティーなどで弾くと盛り上がること間違いなし!
使うコード:
G5、C5、D5の進行。とてもシンプルで、コードチェンジやストロークの練習に最適です。
プロからのヒント:
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ストロークの強弱を意識して、曲に抑揚をつけましょう。サビで勢いをつけると効果的です。
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2音のパワーコードと3音のパワーコード、両方試してみましょう。どちらも違った雰囲気が出ます。
パワーアップのすすめ
パワーコードは、ギター界のスイスアーミーナイフのような存在。シンプルながらも驚くほど多用途です。今回紹介した5曲を練習すれば、パワーコードの基本だけでなく、自分なりのロックスピリットも育っていくでしょう。
ギターを手に取り、この中から1曲を選んで始めてみてください。間違えても気にしないで!ロックの醍醐味は「楽しむこと」です。たとえ音を外しても、「ジャズアレンジ」と思えばOK。
ロックオン!

